辰野式とは、コンドルの弟子であった辰野金吾の建築に多く見られる、花崗岩と赤レンガの組み合わせによる建築様式です。
奉天駅(1910年:太田毅、吉田宗太郎)、東京駅(1914年:辰野金吾)、京城駅(1925年:塚本靖)、台中駅(1917年:松崎萬長)と辰野式として大変よく似ています。
外見だけでなく、内装も豪華となっていますので、ぜひ足を運んで目で確かめてみてください。
アムステルダム中央駅(1899年)と似ているとも言われますが、厳密には建築様式は異なります。
満州国、日本、朝鮮、台湾と同じ建築様式で駅が建てられているのは興味深いです。
なお、万世橋駅も辰野金吾設計で1912年に建てられていますが、関東大震災で駅舎は残念ながら焼失しています。