安川電機内に残されていた建物が唯一と思われ、最近取り壊されたため小倉陸軍造兵廠の建物は、小倉陸軍造兵廠の研究者であり歴史学者の菊池満先生の見立てではひとつも残ってないとされていましたが、日本戦跡協会との合同調査によって現存することがわかりました。
発端は、佑実総軍さんの戦争遺跡データベースに新小倉病院の建物を造兵廠の残存建物としていたことです。ここから、この建物が当時のものかという検証がはじまり、新小倉病院に建物台帳を調べてもらったところ、戦前の建物と判明しました。
それらのことから、航空写真を時系列に分析したところ、ひとつの建物が増築されたり、一部分が取り壊しとなり、最終的に2つの建物として現存することがわかりました。
北九州市にも調査を依頼してるところですが、今回大きな発見となりました。
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